二度寝が
至福の極みとなってた最近
駄目でしょと自分を叱咤する気にやっとなったので
切換の為の施策を検討
利用するのは自分の食い意地
起床のための餌は美味しい朝御飯
それを意識するための演出として
夜寝る前に玄米を水に浸す
キヌアや押し麦も混ぜて
炊き上がったそれらを口に含む悦び…
そんなことを妄想しながら床につく
そして迎えた朝
生憎の空模様ではあったが
食い意地の張った自分には効果覿面
二度寝なんて選択肢は浮かばなかった
嬉々としながら土鍋に火にかけ
主菜と副菜を準備しつつ
鍋の様子を窺いながら火を弄る
湯気の香りが変化したところで火を止めて暫しの待ち
充分な蒸らしを経て土鍋のふたを開ける
そして広がる玄米の薫りの何と芳醇なことか…
朝から幸せを噛み締める…
良い朝だった
しかし
その日限りだった
さぁまた別の方法を探そうか